キャッシュフロー計算書は、企業の一定期間内における資金の流れを意味するキャッシュフローを、明確にするための書類。
損益計算書、賃借対照表と、3大財務諸表。
資金流入をキャッシュアウト、資金流出をキャッシュインフロー、二つを合わせキャッシュフロー。
計算書は、営業活動、投資活動、財務活動の3つに分かれる。
キャッシュフロー計算書の作成と開示義務があるのは、株式公開して、収益の額、費用及び損失の額が1,000億円以上、負債の額が50億円以上の大規模法人。

キャッシュフロー計算書は、連結キャッシュフロー計算書、個別ベースのキャッシュフロー計算書・中間キャッシュフロー計算書である。

キャッシュ・フロー計算書は、活動の内容を分類し、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの3項目に分ける。

営業キャッシュフロー
商品販売、サービス提供、従来行っている営業活動によって得た収益から、掛かるコストを差し引いた現金の流れ。
企業を評価する際に、項目の数値が大きいほどよく、安定した会社経営状態と言える。逆にマイナスだと、借入に頼っている状況であり、経営状態の評価は良くない。

投資キャッシュフロー
新設工場や土地、運搬車、各種備品、機械の固定資産や、株、債券の有価士証券の取得や売却によって発生する現金の流れ。
固定資産を獲得すれば現金は流出、固定資産を売却すると、現金は流入する。
固定資産が多ければ多いほど、キャッシュフローはマイナスになる。
投資キャッシュフローがマイナスであれば、設備投資に積極的と見なされ、投資家に対して好印象。

財務キャッシュフロー
借入、返済した現金の流れ。
借入金が多いとキャッシュフローはプラス、返済金が多いとマイナス。
返済金が多ければ資金的に余裕があると判断され、優良な企業はマイナスである場合が多い。

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